エレミ(精油)の効果効能
名前 :エレミ、Elemi
別名 :ピリ、マニラエレミ、ゴムエレミ
学名 :Canarium luzonicum (カナリアムズ・ルゾニカム)
科名 : カンラン科
抽出部位 :樹脂(バルサム)
抽出方法 :水蒸気蒸留法
ノート :トップ~ミドルノート
注意事項 :刺激強(高濃度で使用した場合)
香り :柑橘系の香りに、ウッディな香りとスパイシーさが混ざった香り
主な成分 :【モノテルペン炭化水素類】リモネン(50~60%)、エレモール、α-フェランドレン、サビネンなど
チャクラ :第一、第三、第七チャクラ
柑橘系寄りの香りを持つとされるフランキンセンスよりも更に柑橘系寄りな印象があり、レモンやパイナップルなどに例えられる爽やかな芳香から樹脂系の精油が苦手な方にも比較的親しみやすく、スパイシーさを含みながら全体的にはスッキリとした香りです。
エレミ(elemi)として知られているカナリアム・ルゾニカム( Canarium luzonicum)はフィリピン原産の樹木です。
そこから収穫された含油樹脂は、エレミ(elemi)として知られています。
原産地であるフィリピンでは「ピリ(Pili)」と呼ばれて親しまれている樹木で、ジャワアーモンドとも呼ばれる果肉は食料に、木材は建材などにと広く用いられています。精油の原料となるゴム状樹液は木に葉がついている雨季の間だけ樹皮を傷つけて採取されているそうです。
15世紀頃のヨーロッパでは、伝統医療の中で軟膏の原料として利用され、潰瘍性創傷や皮膚感染症のケアに用いられていました。(※創傷とは、身体の外側から、刃物などによって加えられた傷のこと。)
現在でも一部の軟膏類や貼り薬ではエレミ抽出物が配合されています。そのほか増粘安定剤として食品に利用されたり、ニスや印刷用インクなどに幅広くエレミ樹脂は使われています。
中東では、フランキンセンス(乳香)やミルラ(没薬)と同様に、数千年前から様々な用途に重宝されており、特性も同じバルサム系(樹脂系)のフランキンセンスやミルラと共通性があるため、代用品として使われることもあります。
精神疲労、消化器系、免疫アップ、呼吸器系、皮膚トラブル、エイジングケア
キーワード
イライラ、神経過敏、ストレス、うつ状態、精神疲労、不安、食欲不振、消化不良、胃痛・下痢・お腹の張り、風邪・インフルエンザ予防、免疫力を高める、咳・風邪の初期症状軽減、気管支炎、風邪、皮膚の潰瘍、あかぎれ、水虫、手荒れ、ひび割れ、痒み、ニキビ、傷、保湿、アンチエイジング、皮脂のバランス調整
効能
鎮痛作用、鎮静作用、抗炎症作用、抗菌作用、健胃作用、強壮作用、去痰作用、収れん作用、傷薬作用、刺激作用、静脈鬱滞除去作用、抗微生物活性作用、蠕運動刺激作用、瘢痕形成作用、保湿作用、皮脂バランス調整作用、空気清浄
※ 瘢痕(はんこん)とは? できものや傷などが直った後に皮膚面に残るあと。
レモン、オレンジ、ベルガモットなどの柑橘系、ラベンダー、ゼラニウム、バジル、ローズマリー、サンダルウッド、ジュニパー、ユーカリ、フランキンセンス、ジンジャー・・・
・乾燥・肌荒れに・・・エレミ、ミルラ、フランキンセンス、ラベンダー
主な使用法
アロマバス、トリートメント、スキンケア、芳香浴
※ご使用になられる場合には、自己責任と管理の下に行ってください。
持病をお持ちの方や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。
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