ミルラ(精油)の効果効能
名前 :ミルラ、Myrrh
和名 :没薬(もつやく)
別名 :マー
学名 :Commiphora myrrha(コンミフォラミルラ)
科名 : カンラン科
抽出部位 :樹脂(バルサム)
抽出方法 :水蒸気蒸留法
ノート :ベースノート
注意事項 :妊娠中・授乳中・生理中は避ける。(濃厚なオイル・手で温めて使用するとよい)
香り :濃厚でスモーキーなバルサムな香り。
主な成分 :【セスキテルペン炭化水素類】フラノオウデスマ-1,3-ディエン(30~40%)、グルゼレン、リンデストレンなど
チャクラ :第一、第五、第七チャクラ
ピリッとした薬のようなムスクに似た個性的な香りのミルラは、優れた殺菌、消毒作用をもちます。
特徴成分は、他の精油にはほとんど含まれていない“フラノオウデスマ-1,3-ディエン”という成分で、鎮痛作用や消化促進・消化管粘膜作用があり、主成分のセスキテルペン炭化水素類は、抗炎症、鎮痛、鎮掻痒(そうよう)、抗感染作用がある他、ミルラ独特の精神的作用や口腔内、傷への作用があり、主に、精神面のケア(深い瞑想に役立つ)や、外傷や口腔ケア(歯肉炎・口内炎・歯槽膿漏など口腔や歯茎トラブル)に使われています。
その他の注意点
・高濃度での使用は毒性を生じる可能性が指摘されています。適正に希釈して用いること。
・色・香りが強く、衣服などに付着すると中々取れないため、使用時に注意すること。
・揮発に伴い固化していく為、キャップが固まり開きにくくなりやすい。使用しなくても、時折キャップを緩めた方が良い。
ミルラは、高揚した氣持ちをこわすことなく地に足をつけて安定させる力を持っています。
聖書の中ではイエス誕生の贈り物として捧げられ、古代エジプトでは、人々を寝付かせ不安を鎮めるための香料「キフィ(聖なる煙、神々を迎える香水)」に配合され、日没後に焚かれました。※キフィとは、Ebers Papyrus(最古の医学書)によれば、約16種類の植物性香料からつくられた調合香料。
代表的なキフィの、主な調合香料は、ショウブ、シナモン、ペパーミント、没薬、レモングラス、アカシア、レーズン、ヘンナ、ジュニパー、ピスタチオ、カシア桂皮、松脂、カシア、オレンジ、バラ、蜂蜜、ワインなど。
古代エジプトでは、香りは「甦り=再生」に繋がると考えられており、香料は、古代エジプト人にとって、欠くことの出来ないアイテムとして、主に神殿で焚かれていたそうです。
その為、中東からヨーロッパへ運ばれる香料やスパイス等は、黄金以上の貴重品として扱われていました。
精神的疲労、月経トラブル、胃腸トラブル、口腔トラブル、デトックスに
キーワード
ストレス、うつ状態、固執、強迫観念、パニック、恐怖、極度の不安、孤独感、悲しみ、不眠、拒食症、性的な問題、甲状腺機能の不調、下痢、消化器トラブル、歯肉炎、口内炎、歯槽膿漏、咽頭炎、気管支炎、風邪、皮膚の潰瘍、あかぎれ、水虫、手荒れ、ひび割れ、湿疹、乾癬、かゆみ、ニキビ、傷、裂肛(痔)
効能
鎮痛作用、鎮静作用、抗菌作用、抗カタル作用、抗うつ作用、抗感染作用、消炎作用、駆虫作用、抗ウイルス作用、収れん作用、駆風作用、去痰作用、抗痙攣作用、若返り作用、血液浄化作用、月経促進作用、免疫向上作用、瘢痕形成作用、癒傷作用、水虫の改善、ただれ、床ずれの改善、しわの予防
オレンジ、タンジェリン、ベルガモットなどの柑橘系、ラベンダー、ゼラニウム、パチュリ、サンダルウッド、サイプレス、ジュニパー、パイン、フランキンセンス、クローブ・・・など
・ストレス・不安対策に・・・ミルラ、ラベンダー、ベルガモット
※香りが強いので、少量(30㎖の基材に対して1~3滴)で十分。
主な使用法
アロマバス、トリートメント、スキンケア、芳香浴
>>> ミルラの症例
※ご使用になられる場合には、自己責任と管理の下に行ってください。
持病をお持ちの方や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。
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