2018.07.27 06:15

ユーカリ・グロブルス（精油）の効果効能

名前　　：ユーカリ、ユーカリグロブルス、Eucalyptus

学名　　： Eucalyptus globulus　（エウカリプトゥスグロブルス）

科名　　：フトモモ科

抽出部位：葉

抽出方法：水蒸気蒸留法

ノート　：トップノート

注意事項：妊娠中、高血圧・てんかん症の人、幼児は避ける、刺激強（高濃度で使用した場合）

香り　　：ツンとシャープでクリアな樟脳に似た香り。

主な成分：【オキサイド類】1,8-シネオール（70～90%）、α-ピネン、リモネン、アロマデンドレンなど

チャクラ：第四、第五チャクラ　（第七チャクラ）

ユーカリにはたくさんの作用がありますが、メインは呼吸器系に働きかけること

鋭いツンとした香りの正体は「ユーカリプトール」とも呼ばれる主要成分であるオキサイド類の1,8-シネオールという成分で、全体の約80%以上を占めており、免疫の活性化、抗菌、去痰、過剰な粘液の排出、気管支粘膜の抗炎症作用や、消化器の痙攣を抑制し、弛緩（しかん）させる作用、鼻づまりの緩和や、咳を鎮める作用などがあります。

【Eucalyptus globulus と Eucalyptus radiataの違い】

・主成分である1,8シネオールの含有率が、ラディアータより多い

・ラディアータよりも、シャープな香りが強い

●気管支が弱い方や、お子様の呼吸器系の使用には、ユーカリ・ラディアータ（Eucalyptus radiata)がお勧めです。

※ラディアータの香りの方が、マイルドで穏やかです。

沢山の種類があるユーカリですが、コアラが限られた種類のユーカリしか食べないように、精油として用いられるものは限られた数種類で一般的なのがglobulusで、この香りは、頭脳を明晰にし、やる気を起こさせ、集中力を高めてくれます。

ティーツリーと同様で、オーストラリアの原住民であるアボリジニの人々が、数世紀にわたり、万能薬として利用してきました。アボリジニの人々はユーカリを「キノ」と呼び、古くから傷のまわりをユーカリの葉で舞いて傷の手当をしたり、高熱や伝染病の治療に使用していたと言われて、チフスやマラリア熱に有効とされ、マラリアが発生する国で生育している傾向もありました。また、免疫を強化する働きがあることから、風邪やインフルエンザの初期症状に利用するなど、現在でもメディカルハーブとしての位置づけが強い植物です。

キーワード

閉塞感、否定的な気持ち、無力感、古い考え方への固執、うつ、記憶、集中力低下、風邪、インフルエンザ、咳、気管支炎、くしゃみ・鼻水・鼻詰まり、花粉症、喘息、疲労回復、冷え性、肩・首の凝り、カンジタ、カタル症状、糖尿病、ヘルペス、低血血糖症、はしか、頭痛、喉の腫れ・炎症、帯状疱疹、耳炎、発熱、筋肉痛、肩こり、神経痛、リウマチ、マラリア、打撲、胃腸の痙攣、膀胱炎、免疫の低下、ヘアケア、防虫、ニキビ、脂性肌、育毛、フケ予防、お部屋の消臭

効能

抗菌作用、殺菌作用、抗カタル作用、抗真菌作用（カンジタ菌）、抗感染作用、抗炎症作用、抗リウマチ作用、抗ウイルス作用、呼吸器の鎮静作用、抗バクテリア作用、うっ滞除去作用、利尿作用、去痰作用、解熱作用、頭痛の鎮痛作用、花粉症の緩和、血糖値低下作用、免疫活性作用、駆虫作用、発汗作用、創傷緩和、火傷の改善、虫刺されの緩和、ニキビの改善、頭皮のかゆみ防止、頭皮の殺菌作用、ふけ予防、空気の清浄、防臭・防腐作用

1. 風邪やインフルエンザ、花粉症の予防、症状緩和・免疫力アップ

抗菌・抗ウィルス作用があり、免疫力を向上してくれる働きがありますので、風邪やインフルエンザの予防や、風邪の初期に利用すると回復を早めるとされています。また、筋肉痛・神経痛・リウマチ・頭痛などの緩和にも有効です。

ディフューザーで拡散する時におすすめのブレンド

・ユーカリ・グロブルス 1滴

・ティーツリー 1滴

・ラベンダー 2滴

※ユーカリ・グロブルスは香りが強いので、使用量を少なめにするのがポイントです。

2. お部屋の空気清浄・消臭

ユーカリ・グロブルスは消臭作用もありますので、デュフーザーで拡散したり、希釈してアロマスプレーを作っておくと、風邪予防だけではなく気になるお部屋の匂いも取り除いでくれます。※タバコの臭い消しにも優れた効果を発揮してくれます。

３．ダニ対策スプレー

カーペットや布団のダニを追い払うアロマスプレーです。

※お肌につけるものではないため、濃度は通常よりも高めの3%で作ります。